著者のコラム一覧
田崎健太ノンフィクション作家

1968年、京都市生まれ。ノンフィクション作家。早大卒業後、小学館入社。「週刊ポスト」編集部などを経て、99年末に退社。著書に「W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇 」(新潮文庫)、「偶然完全 勝新太郎伝」(講談社+α文庫)、「真説・長州力 1951-2018」(集英社文庫)、「電通とFIFA」(光文社新書)、「真説・佐山サトル」(集英社インターナショナル)、「ドラガイ」(カンゼン)、「全身芸人」(太田出版)など多数。

ブラジルの敗因は“セレソンの個性”が消えたからだ

公開日: 更新日:

 優勝候補ブラジルがベルギーに1対2で敗れ、準々決勝で姿を消した。

 サッカーとは偶然性のスポーツである。完璧なシュートが、たまたまディフェンダーの脚に当たり外れる。あるいはキーパーの手に当たることもあれば、蹴り損ねたボールがゴールに吸い込まれる。また味方の体に当たって失点してしまうことは多々ある。

 ブラジルの1点目の失点はベルギーのコーナーキックからのオウンゴール。これはサッカーにつきものの不運であった。

 2点目は、ブラジル側のコーナーキックからのカウンター攻撃である。

 こぼれ球をルカクが持ち込み、デブルイネにパス、素晴らしいミドルシュートを決めた。ルカクがセンターラインをドリブルで越えた瞬間、マークについていたフェルナンジーニョがファウルで止めるべきだった。ベルギーの選手は、同じような場面でネイマールに体をぶつけて、ファウルをもらいながらブラジルの攻撃を断ち切っている。ブラジルはイエローカードの累積で中盤の柱、カゼミロが出場停止。代役・フェルナンジーニョの判断ミスだった。

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