貴乃花が手にした5000万円 “9.25退職”にこだわった理由

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■1億8000万円に2億円

 やれ「改革」だの「大義」だの「角道」だのとゴタクを並べてみたものの、理事時代にやった仕事らしい仕事はほとんどない。というより、いかに仕事をしなかったかはこれまでの連載で指摘してきた通り。

 貴乃花の言動が原因で協会が損害を被ったのは事実でも、それなりの退職金と功労金は出るというのだ。

 貴乃花が会見で退職を明らかにしたとき、親方のひとりは、

「どうせカネだろ。退職金と功労金目当てさ」

 と吐き捨てた。

 貴乃花部屋は16年6月に中野区から江東区に移転した。中野区の部屋は地上4階、地下1階の鉄筋コンクリート造りで、先代師匠である貴ノ花親方、つまり実の父親から引き継いだものだ。これは08年の時点で、不動産会社に売却している。

 そして自宅には極度額1億8000万円の根抵当権と、計2億円の抵当権が設定されている(9月25日現在)。

 協会を退職した時点での年収は約1200万円。理事時代の約2000万円からかなり下がったとはいえ、4000万円とも5000万円ともいわれる退職金と功労金のために果たして、安定した年収や社会的地位を放り投げるだろうか。それとも何か「アテ」でもあるのだろうか。

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