劇的試合続くも外国人記者ソッポ…錦織圭はなぜ“不人気”か

公開日: 更新日:

 そして話が面白くないのは、錦織がアカデミー育ちということに関係しているのではないかと、この英国人記者がこう続ける。

「ケイはフロリダのアカデミー育ちだろ? だからテニスのことしか知らないんじゃないのか? 例えばマッケンロー(4大大会7勝・92年引退)はアカデミーに反対の立場をとっている。マッケンローは、ただボールを打つだけでは強くならないし、面白い選手にもならない。自宅から学校に通い、世間と関わりを持ちながらテニスを学べと言いたいのだろう。フェデラーやナダルやジョコビッチも、主に自宅からテニスクラブに通って腕を上げた。彼らが勉強熱心だったという話は聞かないけど、政治の知識はあるし、自分の意見をきちんと言葉にすることもできるからね」

 錦織が政治の話題をどこまで話せるか、29歳なりの問題意識をもっているかはともかく、「大坂なおみダニエル太郎(25)といったハーフ選手は別として、日本人選手の話がつまらないのは錦織に限らない。原因は周囲の大人たちにもあると思いますね。古臭いテニス協会の体質、それにメディアやマネジメント会社の責任は大きい」と、別の米国人記者がこう続ける。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に