テニスと比較は酷…卓球ファイナルの賞金は高いか安いか?
16日が最終日の卓球のワールドツアーグランドファイナル(韓国・仁川)。大会2日目女子ダブルス準決勝で伊藤美誠・早田ひな組が、韓国ペアを3―2で破り、16日の決勝では中国ペアと対戦する。
今大会のシングルスの優勝賞金は10万ドル(約1130万円)。男女のダブルスはペアで1万4000ドル(約158万円)を手にする。シングルスはポイント上位15人に開催国枠1人。ダブルスは上位7組と同枠1組が出場する。世界のトップが集うビッグイベントにしては、賞金はビッグとは言えない。
同時に行われているバドミントンのツアーファイナルズ(中国・広州、ポイント上位8人・組)もシングルス優勝は12万ドル(約1356万円)。男女のダブルスは12万6000ドル(約1423万円)だ。
これがテニスのツアーファイナル(上位8人)ならケタが違う。男子シングルスで全勝優勝すると254万9000ドル(約2億8800万円)。2年ぶりに出場した錦織は予選敗退でも40万6000ドル(約4587万円)を獲得。初出場の大坂なおみは3戦全敗で15万1000ドル(約1700万円)がフトコロへ。日本勢は卓球やバドミントンは強いが、この賞金格差は何ともしがたい。