ベイ筒香のアマ指導者“説教” 耳が痛いのはプロコーチ陣?
正義感が止まらない。
さる20日、DeNAの筒香嘉智(27)がまた正論をぶちまけた。出身である和歌山県橋本市の指導者研修会で、小中学校の体育教諭など指導者約50人を前に「子供の選手寿命を短くしているのは大人の責任」と一席ぶった。
「自分の経験だけに頼り、思考がアップデートされていない指導者も多い。(現在の指導者と子供の関係は)電波の悪いWi―Fiと電子機器のようなもの。互いに信頼し合って取り組んでいない現場が多い」
1年前から勝利至上主義の日本球界へ提言を始めた。主砲の声は徐々に大きさを増し、昨年12月には、その思いの丈をまとめた書籍まで発売。数日後には日本外国特派員協会で世界に向けたスピーチも控える。テーマは「Changing the Future of Japanese Baseball(日本球界の未来を変える)」だ。
筒香が“教壇”に立った20日、くしくも今春のセンバツ出場が有力視される春日部共栄野球部で本多監督による過去の体罰が発覚した。現役プロの苦言の数々はあくまでアマチュア野球の指導者に向けられたもの。とはいえ、プロも他人事ではない。