ソフトBも今季から 次々廃止「主将」はプロ野球に必要か?
■重圧に悩まされる選手も
内川は2015年から主将を務めるも、重圧に悩まされた。16年には本紙に「重圧は全然ありますよ。ないわけがない。今も悩んでいます。そもそも主将とは何をすべきか、ボクにはまだわかりません。チームを引っ張る? 何をもって『引っ張る』と言うんですか?」と話し、後に「気負いすぎていた」と振り返ったほどだ。
主将はベテランやチームの中核選手が担うことが多いが、そうでないケースもある。阪神は今季から糸原(26)が、オリックスは福田(26)が就任。それぞれ入団3年目、2年目の選手だ。
「監督や球団が『こいつは将来、チームを背負って立つ選手になる』と見定め、成長を促す意味で主将をやらせることもある。以前は選手会長が主将の役割も果たしていた時代もあった。ただ、選手会長は球団との交渉など、グラウンド以外の活動が主です。その意味では、今は選手会長と主将で役割が分業化されているということでしょう」(前出の三井氏)
必要不可欠ではないが、いて困るという存在でもないということだ。