池江璃花子はリーダシップ抜群 離脱で五輪代表へ影響は?
エースの抜けた穴は想像以上に深刻なものになりかねない。
去る12日に白血病を患ったと告白した競泳女子日本代表の池江璃花子(18)。今後の回復次第では、東京五輪代表選考会を兼ねた来年4月の日本選手権に間に合わない可能性もある。
2020年大会では複数種目でのメダル獲得を期待されていただけに、競泳界のみならずスポーツ界全体から、エースの離脱を惜しむ声は後を絶たない。
池江は個人種目の他、リレー種目の主力メンバーでもあるため、日本代表の平井伯昌ヘッドコーチは「ナショナルチームにとって大打撃です」と、指揮官としてショックを隠さなかった。
自国開催の五輪でのメダル量産を狙う競泳にとっては戦力低下は免れないが、それ以上に痛手なのは池江のリーダーシップだ。
根っからの明るい性格で、遠征などの移動の際には、常に池江の周囲は明るい雰囲気に包まれた。ナショナルチームでは合宿、国際大会の初日に代表メンバー全員で円陣を組むのが恒例になっており、池江は他の女子選手の誰よりも大きな声を出すなど、チームの盛り上げ役のような存在でもある。