池江璃花子はリーダシップ抜群 離脱で五輪代表へ影響は?

公開日: 更新日:

 14歳で初めてシニアの世界選手権(ロシア)に代表入りした池江も、今や代表では中堅の年代に差し掛かった。エースとしての自覚も芽生えたのだろう。代表合宿でのミーティングでは、積極的に発言するようになった。

 水連関係者によれば、池江は女子だけでなく、男子の練習メニューに意見することもあり、的確なアドバイスに男子コーチ陣も舌を巻くのは珍しくないという。

 池江の練習に取り組む姿勢は女子競泳陣の刺激となっている。計5種目で日本記録を保持していても、浮かれたところは微塵もない。代表合宿では決められたメニューを消化しても、泳ぎに納得しなければ、居残りで練習することもある。

 エースが必死に泳ぎ込む姿を見て「璃花子があれだけやっているんだから切り上げるわけにはいかない。それ以上にやらないと勝てない」と触発され、本腰で練習に取り組む同年代の選手は少なくない。池江はナショナルチームの牽引役でもあったのだ。

 池江が闘病に専念するためにも、彼女に代わる若手リーダーの出現が必要だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド