池江璃花子はリーダシップ抜群 離脱で五輪代表へ影響は?
14歳で初めてシニアの世界選手権(ロシア)に代表入りした池江も、今や代表では中堅の年代に差し掛かった。エースとしての自覚も芽生えたのだろう。代表合宿でのミーティングでは、積極的に発言するようになった。
水連関係者によれば、池江は女子だけでなく、男子の練習メニューに意見することもあり、的確なアドバイスに男子コーチ陣も舌を巻くのは珍しくないという。
池江の練習に取り組む姿勢は女子競泳陣の刺激となっている。計5種目で日本記録を保持していても、浮かれたところは微塵もない。代表合宿では決められたメニューを消化しても、泳ぎに納得しなければ、居残りで練習することもある。
エースが必死に泳ぎ込む姿を見て「璃花子があれだけやっているんだから切り上げるわけにはいかない。それ以上にやらないと勝てない」と触発され、本腰で練習に取り組む同年代の選手は少なくない。池江はナショナルチームの牽引役でもあったのだ。
池江が闘病に専念するためにも、彼女に代わる若手リーダーの出現が必要だ。