日ハム輝星“卒検”6失点炎上…追試は精神面にはデメリット

公開日: 更新日:

「吉田は一軍を経験する段階にきている。仮に一軍で打ち込まれたとしても、自分の速球がどの程度通用するかを肌で感じ、課題を見つめ直すことができる。昨年の清宮幸太郎は5月に一軍に昇格し、不振で交流戦直前に二軍降格しましたが、それ以降は一軍経験を糧に二軍で本塁打を量産。シーズン終盤に再び一軍でプレーする足掛かりを作りました」

 追試を課すことによるデメリットもあるだろう。

 吉田は常々、「一日でも早く一軍でやりたい」と話すように向上心が強い。

 しかし、キャンプ中に右肩の張りで調整が遅れ、先月はウイルス性胃腸炎で一時離脱した。

 遅れた時間を取り戻そうと努力し、結果を積み上げ、ようやくテストまでこぎつけた。にもかかわらず追試となれば、三たび、一軍デビューが遠のく。モチベーションがガクッと落ちるに違いない。

 ここは吉田の今後のためにも、予定通り一軍デビューさせた方がいいのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ