サニブラウン100mでまた9秒台 好調200mの課題は終盤の加速
「17年にオランダで武者修行を積んでから、上体がブレたり、足が後ろに流れていたフォームが改善されました。フロリダ大学入学後は筋トレの成果もあって上体がさらに安定し、リラックスした走りができているように見えます。9秒台をマークした100メートルに加え、もともと得意だった200メートルでも遠くない将来に19秒台に突入する可能性を秘めています。フロリダ大で緻密なトレーニングを重ねていけば、自然と記録は伸びてくると思います」(スポーツライター・高野祐太氏)
日本を代表するスプリンターはオフのトレーニングが実って、課題だった200メートル終盤のスタミナ強化に成功。記録も伸びたが200メートルに関しては世界のトップクラスと比べ、終盤の加速が足りないと指摘する陸上関係者もいる。
19秒台はともかく、日本記録更新はゴール直前のひと伸びか。