南米クラシコより北中米カリブ海のサッカーを感じたかった
アメリカの攻撃のすべてが、彼から始まると言っても過言ではない程、チャンスシーンにはいつも彼の姿があった。まだ20歳、どこまで伸びるのか、楽しみな選手である。
大会決勝は、シカゴのソルジャー・フィールドで、アメリカ代表対メキシコ代表の組み合わせ。
北米と中米の雄同士が相まみえるカードだ。 コパ・アメリカの決勝戦ブラジル代表vsペルー代表に引けを取らない組み合わせである。CONCACAFの存在を世界へ発信する意味でも、国の威信を掛けた情熱溢れる試合になることを期待した。
北中米カリブ海にも多種多様なフットボールが存在する。メキシコ、アメリカ、カナダが牽引してきた地域だが、ジャマイカやコスタリカなどの経験値高い国に加えてハイチ、パナマ、キュラソー島といった成長著しい国々が控えている。
6月初旬にタイで行われたキングスカップに出場したキュラソー島は、東南アジアの覇者であるベトナム代表を退け、カップを持ち帰っている。彼ら次勢力は、世界を驚かすチャンスをうかがっているのである。