大船渡・佐々木「12球団1位指名」ドラフト戦線に異変アリ

公開日: 更新日:

 パ・リーグの某スカウトは「いくら能力が高くても、プロとして体力やスタミナがないのは、やっぱりマイナス。それとネックなのは、今大会で話題になった大船渡の国保監督の存在です」とこう続ける。

「投げる投げないは国保監督が決める。佐々木が悪いわけではないが、この監督は米国の独立リーグでのプレー経験があるだけに、選手のコンディションを優先することを徹底している。どんな逸材でも、むちゃな起用でぶっ壊されたら元も子もない。プロとしてはありがたいと思う一方で、最後の夏の大会に向かう過程の練習や練習試合などを見ていても、過保護なまでに選手の体を優先する国保監督の下で3年間を過ごしたことは、プラスにもマイナスにもなる。とにかく故障しないように大事に見守ってもらったと言えるが、プロとしてバリバリ投げるには、練習量が足りな過ぎる。スポーツ紙に『右肘に違和感』と出ていたが、仮に故障をしていないとして、準決勝、決勝の連投ができなかったわけで、しっかり鍛えられていないことがはっきりした。プロ入り後は想像以上に体づくりに時間がかかるかもしれない。仮に一軍に出てくるまでに4年も5年もかかるなら、指名できるのは戦力に余裕があるチーム、育成に自信があるチームに限られてきます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  4. 4

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  5. 5

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  1. 6

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  2. 7

    大阪万博メディアデー参加で分かった…目立つ未完成パビリオン、職人は「えらいこっちゃ」と大慌て

  3. 8

    容姿優先、女子アナ上納、セクハラ蔓延…フジテレビはメディアではなく、まるでキャバクラ状態だった

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    エンゼルス菊池雄星を悩ませる「大谷の呪い」…地元も母校も同じで現地ファンの期待のしかかる