久保建英 レアル攻撃陣のテコ入れでトップ登録の可能性も
もしかしたら、神風が吹くかもしれない――。スペインの名門レアル・マドリード所属のMF久保建英(18)のことだ。
プレシーズンマッチ(PSM)のアウディ杯(ドイツ)に参戦中のレアルは、現地30日の準決勝でトットナム(英プレミア)と対戦。0―1で迎えた後半35分、久保が右MFに入った。
すると3分後、利き足の左足で強烈ミドルシュート、それから右足ボレーシュート、そして右サイドから切れ込んでの左足シュートと10分間の出場でシュート3本!
ゴールは決まらなかったとはいえ、存在感を存分にアピールした。
「来季は、レアルの二軍であるレアルBの一員としてスペイン3部でプレーすることが内定している久保ではあるが、もし今の状況が続いたとすると……」と某サッカー関係者がこう続ける。
「レアルはPSM4試合で1分け3敗と勝ち星ゼロ。しかも攻守のバランスが悪くて失点13の体たらくです。攻撃陣に関しては、移籍騒動真っただ中のFWベイルはアウディ杯の遠征メンバーから外れ、ドイツ1部バイエルン・ミュンヘンへのレンタル移籍からレアル復帰となったFWハメス・ロドリゲスは体調不良。今夏の補強の最大の目玉であるMFアザールは、いつも通りにパッとしないプレーの連続だった。レギュラー級攻撃陣にカツを入れるために久保が、トップ登録される可能性が出てきた」
左利き組のベイルが放出され、ハメ・ロドが戦力として計算できないとなれば、決してあり得ない話ではない――。