ZOZO選手権開幕直前 ビッグネームは本気で勝ちに来るのか

公開日: 更新日:

ローリー・マキロイ(30歳・メジャー4勝含む米17勝)

 日本で初めて開催される米ツアー「ZOZO選手権」。今月24日から4日間、習志野CC(千葉)に世界のトッププレーヤーが集結し、賞金総額975万ドル(約11億円)、優勝賞金175万ドル(約2億円)を争うビッグな大会だ。注目を集めるビッグネームの直前情報をチェックした。 (ゴルフジャーナリスト・吉川英三郎)

 18―19年シーズン成績を振り返ればダントツの強さを発揮した。

 メジャーこそ未勝利に終わったが、「プレーヤーズ選手権」「カナディアンオープン」にプレーオフ最終戦「ツアー選手権」の3勝をマーク。2度目のフェデックス王者に輝き、年間最優秀選手にも選出された。米ツアーは19試合に出場してベスト10入り14回と抜群の安定感があった。

 米ツアー屈指のロングヒッターであり、ドライバー飛距離313ヤードはランク2位。これまで強気なパッティングに難があったが、今年からテーラーメイド「スパイダーXカッパーパター」を使用してから平均パット数1・70(ランク2位)に改善。勝ったプレーヤーズ選手権とカナディアンOPでは6フィート(約1・8メートル)以内のパットは一度も外さなかった。

 欧米両ツアーを掛け持ちで戦うマキロイだが、米中心のシフトに移しており、今年は「7時間、8時間も時差があって、気候も変わる試合に出るのは、しんどい」という発言もあった。自宅のあるフロリダと日本との時差は13時間あり、長距離移動の疲れをどのように調整してくるのかも成績を大きく左右することになりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

    鈴木誠也と吉田正尚が窮地…トレード浮上も引き取り手なし、大谷フィーバーの裏で価値大暴落

  3. 3
    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

    悠仁さま「オックスフォード大進学」再浮上のナゼ…昆虫標本が充実した自然史博物館の存在

  4. 4
    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

    なぜ大谷はチャンスに滅法弱くなったのか? 本人は力み否定も、得点圏での「悪癖」とは

  5. 5
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  1. 6
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

  2. 7
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  3. 8
    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

    大谷への「アジア人差別感情」は球宴ファン投票にも表れ…問題の根は深く心配な今後

  4. 9
    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  5. 10
    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ

    ロッテ佐々木朗希は“身内”からも嫌われた? 故障中とはいえ選手間投票でも球宴選外のトホホ