羽生 頂上決戦で優勝狙うもリンク外の収入はチェンに軍配
フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル(イタリア・トリノ)で、優勝を争う男子の2強が、リンク外でも好勝負を展開している。
ネイサン・チェン(20=米国)、羽生結弦(25)とも、男子フィギュアを代表する稼ぎ頭として知られるが、リンク外の収入では米国人スケーターに軍配が上がる。
チェンは昨年の平昌五輪前から、多くのスポンサー企業が付き、食品メーカーや航空会社など、7社のイメージキャラクターを務めている。複数の米メディアの報道を総合すると、昨年は5億円を超える収入があった。ウインタースポーツが盛んで、高給取りが少なくない米国でも、チェンの稼ぎは上位にランクされ、年収5億円は今年2月に引退したアルペンスキー元女王リンゼイ・ボン(35)に匹敵する額だという。
一方の羽生は、複数社のCMに起用されるなど、チェン同様、スポンサー企業に恵まれているものの、収入はライバルには及ばない。
「羽生はチェンとは異なり、1社当たりのスポンサー料金が抑えられている。露出度は高い割に米国の冬季競技の選手ほど、収入があるわけではなく、4億円程度とみられている」とはスケート関係者だ。