青学大・吉田が3位に 駅伝ランナーがマラソン走る相乗効果
実業団任せでは変わらない。
別府大分毎日マラソンで、1月の箱根駅伝(4区=区間新)を走った青学大(4年)の吉田祐也が2時間8分30秒で日本人トップの3位となった。この記録は、2003年に中大の藤原正和(現監督)がびわ湖毎日で出した2時間8分12秒(初マラソンと日本学生記録)に次ぐ、日本学生歴代2位である。
「箱根が終わってから1カ月準備して自信をもってスタートラインに立てた。非常に楽しく走れた」(吉田)
青学選手のマラソン挑戦と言えば、16年東京で2年の下田裕太が10位(日本人2位)、3年の一色恭志が11位(同3位)に入った。このレースには、当時東洋大4年で今年の東京五輪代表が内定している服部勇馬(12位)も出場していたが、箱根を走った有望選手が在学中にマラソン大会に出場する例はまれである。
かつては、早大の瀬古利彦(63=陸連長距離・マラソン強化戦略プロジェクトリーダー)が1979年の福岡国際で連覇を果たし、4年でモスクワ五輪代表になった。