著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

Jリーグと新型コロナウイルス 濃厚接触の定義が分かった

公開日: 更新日:

 1日に日本相撲協会大相撲春場所(大阪=8日に初日)の無観客開催を決めた。入場料収入で10億円近い返金を強いられるようだが、やはりテレビの放映権料は無視できなかったのだろう。

 同じようにJリーグとプロ野球はDAZN(ダゾーン)からの収益がある。ルヴァン杯ならスカパー!とフジテレビからの放映権料もある。収益を考えると1日も早く再開したいところ。

 Jリーグは試合延期を決める前、2月21日の開幕日から3日間、J1とJ2の試合を開催した。そこで得た知見として村井チェアマンは<選手入場時にエスコートキッズが選手と手をつないで入場する><各クラブのマスコットとファン・サポーターとのハイタッチなどの触れあい>が感染拡大のリスクとなることを認知した。試合を開催しなければ、認識できなかったことだろう。

 プロ野球の場合、無観客試合を通して得た知見がある。Jリーグ、NPBが<異なる試み>を実施したことにより、両団体が補完し合いながら、情報を共有することの意義は大きいと感じている。

 村井チェアマンが安全と安心を最優先し、試合の延期を決断したことに敬意を表しつつ、村井チェアマンの危機管理能力の高さに感服させられた2、3日の2日間だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方