阪神に漂う不穏な空気…藤浪コロナ完治も各所に濃厚接触者

公開日: 更新日:

「実際のところ、誰が練習しているのか、ハッキリわからないんですよ」

 15日に自主練習を解禁した阪神について、球団OBがこう打ち明けた。

「現在、メディアは直接の練習取材が禁止されており、練習内容の多くは球団発表によって知らされている。解禁日にはベテランの福留がビデオで会見を行い、自軍から藤浪ら3選手のコロナ感染者が出たことについて、NPBや中日関係者に謝罪をした。しかし、その日は当初、別の選手が会見する予定だったそうです。それに、自主練習の参加人数は発表される一方で、参加選手の名前は、取材対応する一部の選手しか特定できない。藤浪らによるコロナ騒動が起きたこともあって、阪神周辺ではまた何かあったのかとザワついた」

 3月14日に行われた「コロナ合コン」で、阪神の選手は少なくとも7人が参加。同席した3人の女性が感染するなど、クラスターに発展した。前出のOBが続ける。

「3月14日以降、27日に藤浪らの感染が判明して、選手、関係者が外出禁止になるまでの間にも、同様の合コンが開かれていたともっぱらです。メディア関係者ら外部の人間と会食していた選手もおり、関係各所に濃厚接触者や自宅待機を強いられた人が存在する。仮に今後、そこから新たな感染者が出た場合、その行動歴から選手にたどりつかないとも限らない。退院後の今も経過観察中の藤浪ら以外にも、体調不良を訴えていた選手がいたとも聞いている。予断を許さない状況が続いているといっていいでしょう」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド