公式戦縮小で問われる監督の手腕 今季は何人がクビに?

公開日: 更新日:

■テコ入れポイント

 また、開幕後は一定期間、無観客試合となるが、これについても首脳陣のフォローが必要だという。

「プロ野球は選手のモチベーションがチーム成績に大きく影響する。私は現役時代、満員の観衆の中で投げたこともあれば、100人程度しかお客さんがいない中で投げたこともある。お客さんがいればアドレナリンが出るし、ファンの後押しによっていいボールが投げられることもある。無観客試合では気持ちが入らないという選手も中にはいるでしょう。基本的に選手個々の問題だが、監督もコーチと協力しながら、言葉や態度で選手の気持ちを高められるよう、方向付けをすることは必要だと思います」

 もちろん各球団ごとの戦力差はあるとはいえ、確かに今季は12球団の監督力が問われそうだ。

 それは監督自身の進退にも大きく影響する。

 コロナ禍により、各球団の収入は大幅に減る。先日の臨時オーナー会議でDeNAの南場オーナーが「プロ野球はかつてない危機的な状況」と話すなど、大きなダメージを受けている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド