西武山川が2連発どすこい! 少年野球的シンプルさに期待大

公開日: 更新日:

 無観客のメットライフドームに「どすこーい!」の声が2度響いた。

 西武の山川(28)が26日のソフトバンク戦で2本塁打を放ち、チームの勝利に貢献した。3本塁打はリーグ2位、9打点はリーグトップ。一昨年、昨季と2年連続ホームラン王(47本、43本)に違わぬパワーを見せつけた山川の今季の打撃のテーマは、「少年野球的なシンプルさ」だという。山川はキャンプ中、こんな話をしていた。

「打撃のことを考えると、ワケわかんなくなって、イップスになるんですよ。じゃあ、根本的に打撃は何なんだと。そう考えたら、僕は持っている能力だけで投手と勝負したい。それが僕なりのシンプルさ。配球とか(スイングの)トップとか目線とかいろいろ考えてやってたけど、身体能力、パワーだけで勝負できないかと。少年野球って、デカい人が打つじゃないですか。そういう感じですね」

 山川は昨季、3~5月だけで22本塁打を稼いでいた。それが6月後半から徐々に成績が下降。7月は打率・173、4本塁打と低迷した。その原因と言われたのが、NHKでの元中日監督の落合博満氏との対談。山川は30もの質問をノートに書き留めて臨み、落合氏から野球に向き合う姿勢などは褒められたものの、打撃についてはダメ出しを受けた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド