伊東、久保、鎌田が奮闘も…真っ向勝負仕掛ける采配に疑問
■南野、堂安、柴崎は力を入れ込み過ぎたか
南野、堂安、柴崎の3人が気持ちを入れ込み過ぎたのか? それともベンチからの指示だったのか? いずれにしても3人が1対1のぶつかり合いに終始し、俺が何とかする! 的な闘志を前面に押し出すあまり、各人の持っているストロングポイントが発揮できない状況では、やはり<日本らしいサッカー>を展開するのは難しくなる。
後半から森保監督は左SBの安西幸輝(ポルティモネンセ)を下げ、右のウイングハーフに伊東純也(ゲンク)を投入して4-2-3-1を3DFの3-4-2-1に変更。1トップの大迫勇也(ブレーンメン)の背後に左シャドーとして南野を、右シャドーとして堂安をそれぞれ配した。
そして後半20分に堂安に代わって久保建英(ビリャレアル)が、同26分に南野に代わって鎌田大地(フランクフルト)が投入された。
この後半からの3選手は<南野、堂安、柴崎の展開したファイト>ではなく、あくまで自分たちの持ち味を生かすことを優先してプレーした。