阪神が近大佐藤の芽を摘む恐れ 現首脳陣は守備指導力なし

公開日: 更新日:

「さすがに二遊間として使うには時間を要するが、佐藤のセンスなら十分、1年目から三塁をやっていけるはず。初めから外野に一本化すれば、佐藤の可能性を狭めることになりますしね。ただ、阪神の首脳陣がきちんと守備を指導することができるのかどうか……」

 とは、古株のライバル球団関係者。

「阪神ではかつて、佐藤と同様、早大の岡田彰布が大学ナンバーワン野手として阪神に入団。岡田も三塁挑戦を直訴したが、当時の阪神は掛布雅之が不動の三塁手として君臨していたため、岡田は二塁にコンバートされ、大成した。首脳陣による徹底したサポートがあったからこそですが、阪神のチーム失策数は2年連続でリーグワーストになることが確実。守備コーチの交代は避けられないはずなのに、来季、3年契約の最終年を迎える矢野監督の意向もあり、守備走塁部門のテコ入れはないという。基本すら教えられない現首脳陣では、二塁挑戦はおろか、本職の三塁手、外野手として鍛えることすら、おぼつかない可能性が十分にあります」

 阪神入りすることで大器の“芽”が摘まれなければいいが。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド