稀勢の里は「激励」止まりも…白鵬と鶴竜が「注意」の理由
日和見主義の横綱審議委員会も、ついに堪忍袋の緒が切れたようだ。
横審が白鵬(35)、鶴竜(35)の両横綱に「注意」を決議することを、23日の定例会で決定した。彼らの内規には、横綱に対して「激励」「注意」「引退勧告」を決議できるとある。「激励」が一番軽く、「引退勧告」は読んで字のごとくだ。
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引退の勧告は2010年に繁華街でトラブルを起こした朝青龍に対して行われたのみ。「激励」も18年11月場所後の稀勢の里(現荒磯親方)にしか出ていない。「注意」は今回が初である。
白鵬と鶴竜はもっか3場所連続休場中。横審の矢野委員長は、2人が直近12場所で8場所休んだことを重く見て、「横綱の責任を十分に果たしてきたとは言えない。来場所は覚悟を決めて出てほしい」と話した。