著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

追憶のマラドーナ 前代未聞だった凄まじい“ブーイング”

公開日: 更新日:

 1994年のアメリカW杯。チームの窮地を救うために代表に復帰したマラドーナだが、本大会中に薬物使用が発覚して追放されてしまった。

 2010年の南アフリカW杯では、代表監督として復活して決勝トーナメントに進んだが、準々決勝のドイツ戦で0-4と惨敗を喫した。それでも、彼の一挙手一投足が選手以上にマスコミの注目を集めたのは、さすがはマラドーナと言うしかなかった。

 ナポリのマジストリス市長は11月4日、ナポリのスタジアムの名称を「ディエゴ・アルマンド・マラドーナ」に改称すると発表。12月4日にナポリ市市議会が、全会一致で改称を認めた。

 日本サッカー協会の田嶋幸三会長は、12月3日のメディアブリーフィングで「マラドーナさんの亡くなったあと、駐日アルゼンチン大使からすぐに電話がありました。そこで(日本)サッカー協会は半旗にして哀悼の意を表し、村井(Jリーグ)チェアマンにも連絡して試合前に黙祷を捧げることにしました。来年日本で開催するFIFAコングレス(総会)に来てくださる予定だったので突然の訃報は残念でなりません」と残念がった。

 これからも折に触れてメディアを賑わすことだろう。筆者と「ほぼ同時代を走り抜けた偉大なヒーロー」マラドーナのことは、決して忘れない。

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