23年W杯ラグビー日本代表 強化は欧州最高リーグ経由がカギ
ジョセフHCは「サンウルブズは結果を残せなかったが、強化に関しては成功した。トップリーグだけでは(強化は)十分ではなく、同等のものが必要」と訴えた。さらに欧州最高峰リーグのひとつとされるフランスの「トップ14」クレルモンでプレーする日本代表FB松島幸太朗(27)の活躍を挙げ、「他の日本人選手にも勇気を与え、刺激にもなるだろう」と、トップ14への挑戦を後押しするかのように話した。トップ14は高給に釣られて世界のスター選手が集まるため、レベルが高い。シーズンは通常、8月から翌年6月までの長丁場で行われる過酷なリーグとしても知られ、国際舞台での経験が少ない日本人選手による武者修行の場には最適な場所といえる。
19年W杯後、海外移籍を決めたのは松島と日本代表ナンバー8の姫野和樹(26=NZハイランダーズ)の2人だけだ。実戦経験に乏しい若手が渡仏する価値はありそうだ。