桃田の感染でバド日本代表は大損…国際大会欠場の逸失利益
とんだとばっちりである。
新型コロナウイルスに感染したバドミントン男子シングルス桃田賢斗(26)が、他の代表選手の足を引っ張りそうなのだ。
中断していた国際大会が今月から再開。27日には年間王者を決めるワールドツアーファイナルズ(バンコク)が開幕する。この大会はBWF(世界バドミントン連盟)ワールドツアーの年間上位8組が出場。2つのグループに分け総当たりの予選リーグを行い、上位2組が決勝トーナメントに進出して、頂点を決める。
出場資格は世界ランキングとは別にワールドツアーランキング上位8組の選手・ペアに与えられる。昨年1月に遠征先での交通事故により戦列を離れた世界ランク1位の桃田は試合数が少ないこともあり、ツアーランキングでは圏外。日本からは男女シングルスの西本拳太(26=ツアーランキング3位)、奥原希望(25=同2位)、女子ダブルスの福島由紀(27)、広田彩花(26)のフクヒロペアの3組の出場が確実だった。
しかし、桃田がPCR検査で陽性反応を示したため、日本代表選手団全員がファイナルを前に行われるタイでの2大会を欠場。感染拡大を防ぐため、BWFの判断次第では、奥原らはファイナルへの欠場を余儀なくされる可能性もある。