韓国名門が突如身売り 日本プロ野球は対岸の火事にあらず

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 韓国内に衝撃が走っている。

 26日、韓国プロ野球のSKワイバーンズが、財閥の新世界グループの系列会社であるイーマートに買収された。イーマートはスーパーマーケットの経営を中心とし、ロッテマートと並ぶ国内流通2強。買収価格は約127億円で、韓国史上最高額だという。

 SKは身売りの理由を明らかにしていないが、韓国の聯合ニュース(WEB版)はこの日、「(通信事業をメインとする)SKグループの財務状態に何ら問題がないだけに、名門球団の売却は極めて異例」とし、「球団売却の動きは、金銭的な問題にはかかわりなく、グループの方向性にそぐわなかったり事業推進の実効性が低下したりする場合には、いつでも球団経営から手を引くという新たな基準を提示したといえる。これは新型コロナウイルス感染症のあおりで事業環境が厳しさを増す中、球団経営の重荷から逃れたい企業の便乗につながる可能性もある」と報じた。

■ブランド強化、投資目的

 イーマートがSKを買収した理由について、韓国球界に詳しいジャーナリストの室井昌也氏はこう解説する。

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