宮本コーチとは水と油 カギを握る元木ヘッドという緩衝材
そこで桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)である。肩書でいえば宮本和知投手チーフコーチ(56)の下ということになるが、果たしてうまくいくのか。
「現役時代、宮本コーチは投手陣のリーダーでお祭り男。桑田補佐は一匹狼タイプで親しい間柄ではなかった。年下の桑田補佐は理論派だし、実績も上。どう見てもこのコンビは微妙だと周囲は心配しています」(前出の関係者)
S班の東京ドームキャンプに参加している桑田補佐は昨2日、初日に続き、選手と面談を行った。菅野やDeNAからFAで加入した井納と話し込み、情報を収集。投手陣のランニングのタイムをストップウオッチでチェックしたり、前日同様、ノックを打つ場面もあった。
原監督や宮本コーチとの間に入り、いかに潤滑にチームを回していけるか。今季は特に元木ヘッドの「能力」が試されるシーズンになりそうだ。 =つづく