巨人に桑田は“劇薬”…キャンプで最初にぶつかるのは誰だ?
楽天にマー君が復帰し、盛り上がりを見せる日本球界。巨人キャンプ最大の話題は、やはり指導者として現場復帰を果たした桑田真澄投手チーフコーチ補佐(52)になりそうだ。
今月の就任以来、テレビや新聞紙上で持論を展開。28日にはスポーツ報知のインタビューでこれまでのキャンプの球数を調べたことを明かし、「1か所打撃での登板、紅白戦、立ち投げも含めての全部の計算で、1000球投げている人もいるけど、去年、戸郷は600球ぐらいしか投げていない。先発をやりたいなら2月のキャンプは1000球以上は投げましょうと。宮本投手チーフコーチにも話をしました」と語ったのだ。
実際、高卒2年目の有望株だった戸郷は昨年、慎重に起用されていた。さるチーム関係者がこう言った。
「宮本コーチの方針もあって、キャンプの球数にはじまって公式戦の球数、登板間隔に至るまで特別扱い。要するに、かなり気を配ってもらっていた。宮本コーチは『1年間投げ続けさせるためには、時には休ませることも必要』と他の投手とローテの順番を入れ替えたりしながら、間隔を空けることもあった。それで9勝6敗、防御率2・76。2ケタ勝利には届かなかったが、離脱しなかったことで、宮本コーチは一定の評価を受けています」