著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

ダル同僚は14年357億円…長期・高額“MLBメガ契約”の失敗例

公開日: 更新日:

■劣化=クリス・デービス

 オリオールズで、13年と15年に本塁打王に輝いた長距離砲だが、16年に7年1億6100万ドル(約169億円)の長期契約を交わしてから、ホームランが激減。打率1割台が常態化した。そのため、2年目以降は事実上の貢献ポイントであるWARが4年連続でマイナス。金額換算すると、17年以降の4年間は約20億300万円分の損失となる。球団の年俸総額の20%相当を受け取っている中心選手が毎年、足を引っ張り続ければ、チームは勝てない。オリオールズはデービスの極端な劣化に引きずられてドアマットになってしまった。

■不良債権化=ジャンカルロ・スタントン

 ヤンキースの主砲はマーリンズ時代に球団と13年3億2500万ドル(約342億円)で契約。19年以降はケガのデパートと化し、この2年間の稼働率は18・5%。2年間の働きは5億4000万円相当で年俸の10%程度にとどまっている。今季も含めた7年間の残りの年俸は250億円。今後も故障を繰り返せばヤンキースは150億~200億円の不良資産を抱えることになる。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元グラドルだけじゃない!国民民主党・玉木雄一郎代表の政治生命を握る「もう一人の女」

  2. 2

    深田恭子「浮気破局」の深層…自らマリー・アントワネット生まれ変わり説も唱える“お姫様”気質

  3. 3

    火野正平さんが別れても不倫相手に恨まれなかったワケ 口説かれた女優が筆者に語った“納得の言動”

  4. 4

    粗製乱造のドラマ界は要リストラ!「坂の上の雲」「カムカムエヴリバディ」再放送を見て痛感

  5. 5

    東原亜希は「離婚しません」と堂々発言…佐々木希、仲間由紀恵ら“サレ妻”が不倫夫を捨てなかったワケ

  1. 6

    綾瀬はるか"深田恭子の悲劇"の二の舞か? 高畑充希&岡田将生の電撃婚で"ジェシーとの恋"は…

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    “令和の米騒動”は収束も…専門家が断言「コメを安く買える時代」が終わったワケ

  4. 9

    長澤まさみ&綾瀬はるか"共演NG説"を根底から覆す三谷幸喜監督の証言 2人をつないだ「ハンバーガー」

  5. 10

    東原亜希は"再構築"アピールも…井上康生の冴えぬ顔に心配される「夫婦関係」