白鵬「年1横綱」化は待ったなし それでも引退できないワケ

公開日: 更新日:

 いよいよ年1興行に舵を切るのではないか――角界ではそんな声でもっぱらである。

 20日から25日まで行われた大相撲の合同稽古。最後の2日間に顔を出し、順調な調整具合を見せた横綱白鵬(35)だ。

 24日は若隆景、25日は阿武咲と幕内力士相手に30番ずつ。2日で計60番相撲をとり、大技「呼び戻し」も披露すると、本人は3月場所(14日初日)に向けて、「春連覇を目指している」と自信たっぷり。今年も賜杯を掴むことができれば、2019年、昨年に続いて3月場所3連覇となる。

 もっとも、それはあくまで年に1度の3月場所に限った話。19年以降、白鵬が本場所を皆勤したのは12場所中、たったの4場所しかない。もっか4場所連続休場中。新型コロナに感染した先場所はともかく、3場所連続で休場した昨年11月場所直後は、横綱審議委員会から鶴竜と共に「引退勧告」に次いで2番目に重い「注意」の決議を受けた。休みすぎがたたり、崖っぷちなのは同じだ。

 かつては休場と出場を繰り返し、「隔場所横綱」と揶揄されたが、今後は春にしか土俵をまっとうできない「年1横綱」になる可能性があるというのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    僕の理想の指導者は岡田彰布さん…「野村監督になんと言われようと絶対に一軍に上げたる!」

  4. 4

    永野芽郁は大河とラジオは先手を打つように辞退したが…今のところ「謹慎」の発表がない理由

  5. 5

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  1. 6

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  2. 7

    威圧的指導に選手反発、脱走者まで…新体操強化本部長パワハラ指導の根源はロシア依存

  3. 8

    ガーシー氏“暴露”…元アイドルらが王族らに買われる闇オーディション「サウジ案件」を業界人語る

  4. 9

    綱とり大の里の変貌ぶりに周囲もビックリ!歴代最速、所要13場所での横綱昇進が見えてきた

  5. 10

    内野聖陽が見せる父親の背中…15年ぶり主演ドラマ「PJ」は《パワハラ》《愛情》《ホームドラマ》の「ちゃんぽん」だ