3.25聖火リレーに大逆風…スタートの福島は感染状況が深刻

公開日: 更新日:

全国の実効再生産数が「1」に迫る

 全国的に感染者の減少は鈍化している。0.8台で推移していた全国の実効再生産数は、3日に0.94、4日には0.99と1に迫っている。

 さらに怖いのが変異株だ。神戸市では直近1週間の感染者の半数を変異株が占める。この先、全国的にも変異株が流行の主流になる可能性は高い。従来ウイルスから、感染力が1.5~1.7倍の変異株に置き換われば実効再生産数0.99は1.48~1.68に跳ね上がる。

 西武学園医学技術専門学校東京校校長の中原英臣氏(感染症学)が言う。

「緊急事態宣言の効果というよりも、2月は寒く、人と人の接触機会を増やす行事も少ないため、感染者数が減った面があります。流行が収まりきらない中で3月を迎え、人の活動が活発になったことで、全国的に少しずつ感染者数が増えているのでしょう。きのう決定した緊急事態宣言の2週間延長も中途半端で、感染者数を大きく減少させるとも思えない。むしろ、変異株の流行も考えれば、聖火リレーが始まる頃から全国的に感染が再拡大する可能性は十分にあります」

 聖火リレーどころじゃないかもしれない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    三浦大知に続き「いきものがかり」もチケット売れないと"告白"…有名アーティストでも厳しい現状

  2. 2

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  3. 3

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  4. 4

    松嶋菜々子の“黒歴史”が石橋貴明セクハラ発覚で発掘される不憫…「完全にもらい事故」の二次被害

  5. 5

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  1. 6

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  2. 7

    下半身醜聞の川﨑春花に新展開! 突然の復帰発表に《メジャー予選会出場への打算》と痛烈パンチ

  3. 8

    モー娘。「裏アカ」内紛劇でアイドルビジネスの限界露呈か…デジタルネイティブ世代を管理する難しさ

  4. 9

    伸び悩む巨人若手の尻に火をつける“劇薬”の効能…秋広優人は「停滞」、浅野翔吾は「元気なし」

  5. 10

    小松菜奈&見上愛「区別がつかない説」についに終止符!2人の違いは鼻ピアスだった