著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

モンゴル戦3得点のFW大迫勇也 W杯で16強超えは実現するか

公開日: 更新日:

「11月のメキシコ戦(グラーツ)は前半しか見られなかったですけど、いい流れでチャンスがありながら負けてしまった。彼らはW杯の1次リーグで対戦する確率が高い相手。そのひとつ、ふたつ(レベルが)上のチームもあるから、勝つためにはチャンスを決め切るしかない。圧倒的な個々の力が必要ですね」と14年ブラジル大会惨敗と18年ロシア大会16強の「天国と地獄」を知る男は改めて語気を強めた。

 2年前の時点で「ロシアの代表の方が強いというのは断言できます。3年後にあのレベル以上にならないとダメ」と口にした大迫にしてみれば、メキシコにアッサリ負けるような状況は許されない。

 日本を背負う人間として、このままではW杯8強超えは不可能という危機感を伝えたかったのだろう。ブレーメンで好結果を出せていない以上、結果を残して思いを示す場は代表しかない。

 今回の2連戦では、その闘志と向上心が色濃く出ていた。日韓戦は自らのゴールこそなかったが、山根視来(川崎MF)と鎌田大地(フランクフルトMF)のゴールをアシストし、モンゴル戦では自ら3ゴールを叩き出した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    芸能界を去った中居正広氏と同じく白髪姿の小沢一敬…女性タレントが明かした近況

  4. 4

    中居正広氏、石橋貴明に続く“セクハラ常習者”は戦々恐々 フジテレビ問題が日本版#MeToo運動へ

  5. 5

    元横綱白鵬「相撲協会退職報道」で露呈したスカスカの人望…現状は《同じ一門からもかばう声なし》

  1. 6

    広末涼子が逮捕以前に映画主演オファーを断っていたワケ

  2. 7

    大阪万博メディアデー参加で分かった…目立つ未完成パビリオン、職人は「えらいこっちゃ」と大慌て

  3. 8

    容姿優先、女子アナ上納、セクハラ蔓延…フジテレビはメディアではなく、まるでキャバクラ状態だった

  4. 9

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

  5. 10

    エンゼルス菊池雄星を悩ませる「大谷の呪い」…地元も母校も同じで現地ファンの期待のしかかる