広島・菊池は開幕15連続試合安打!二塁手で好調維持の価値
■守備負担大きい二塁手だからこそ
もちろん、反省しすぎもよくない。「調子は良いのに、たまたま正面への当たりが続いてしまい、そこから悩んでスランプに陥った選手もいた」とは山崎氏だ。
「菊池が凄いのは守備の負担が大きい二塁手でも、きちんと切り替えができていることです。私も二塁手でプレーしましたが、1球ごとにポジショニングを細かく変えたり、他の内野との連係も常に考えなくてはいけない守備位置ですからね。ロッテ時代、試合中に外野手を全員使い切り、1イニングだけ外野を守ったことがある。まあ、言ってしまえば外野は内野ほど守備のことを考えないで済むので、傍観者みたいな感じでしたね」(山崎裕之氏)
阪神の和田も現役時代は二塁守備の名手。菊池は先達を超えることができるか。