大栄翔と御嶽海は好対照 5月場所「大関昇進」レースの行方
対照的な三役対決となる。
緊急事態宣言中は無観客で行われる大相撲5月場所の注目は、御嶽海(28)と大栄翔(27)の両小結だ。
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対戦成績は御嶽海の8勝7敗と、ほぼトントン。大関を目指す者として双方ともに負けられないだろう――が、この2人、相撲に関しては正反対だ。御嶽海は平幕在位9場所に対して、三役在位が5月で24場所目。一見凄い数字に見えるものの、稽古不足がたたって「強いのに安定しない」というだけの話だ。むしろ昇進できない「万年三役」と言うべきだろう。
一方、大栄翔は地道な努力の人。昨年から幕内で頭角を現し、今年1月場所で自身初優勝した。
御嶽海、大栄翔とも大関の朝乃山、正代に勝ち越すなど、上位陣には強い。ある親方は「御嶽海が昇進するなら今年がラストチャンスではないか」と、こう続ける。