【競泳】池江璃花子リレー2種目予選落ちも手ごたえ パリ五輪で“大橋悠依超え”7冠まである
白血病から劇的な回復を果たして代表入りを勝ち取った競泳女子の池江璃花子(21)は、29日の混合400メートルメドレーリレー予選でアンカー(自由形)を務め、7位で引き継ぐと、53秒78でフィニッシュ。順位を1つ上げながら、チームは3分44秒15の全体9位に終わり、31日の決勝進出を逃した。24日の女子400メートルリレーに続いてファイナルの舞台に立てなかった。
予定の2レースを終えた池江は「前半は気持ちよく速く泳ぐことができたけど、後半バテてしまった。それでも最後の食らいつきができたのは良かった」と満足そうに振り返った。
今大会は心身への負担を考慮してリレー種目に専念。本人が「3年後のパリ五輪では個人で活躍できればと思っている」と話している通り、すでに2024年パリ五輪に向けて着々と準備を進めている。
4月の代表選考会を兼ねた日本選手権後は、それまで取り組んでいなかったフォーム矯正の他、ターン、タッチなどの技術の向上に取り組んできた。復帰後はレースに出場するたびにタイムを伸ばしてきただけに「フリー(クロール)もバタフライも泳いでいて(他の選手より)遅れている感じはない。スタートなどを改善できれば泳ぎでは負けない自信がある」と、手ごたえを口にしている。