競泳・萩野公介「第二の人生」は瀬戸大也パリ五輪への“再生”という仰天情報
瀬戸の惨敗は過剰なほどの慢心が招いたとされるが、幼少の頃から指導を受けてきた梅原孝之コーチとの決別が最大の要因だ。瀬戸は梅原氏に代え、新たにコーチに招いた高校の同級生は指導経験が皆無。技術指導はもちろん、国際大会でのレース戦略も立てられなかったといわれる。
そこへいくと、萩野は世界を経験しており、瀬戸とは個人メドレーなどで種目もかぶる。ここ数年は故障や病気もあってモチベーションが低下、一時はプールを離れるなど、どん底も味わっている。瀬戸に対して技術的なアドバイスはもちろんメンタル面でのサポート役としても最適な存在なのだ。
萩野は北島康介、大橋悠依ら多くのメダリストを育てた平井伯昌氏に師事した。大学時代は与えられたものだけでなく、最新のトレーニング法を独学で習得するなど、研究熱心なことで知られる。幼少時から頭角を現した天才スイマーとみられているが、映像を使って自身の泳ぎを分析するなど頭脳派でもある。
「代表合宿などでは、年齢を問わず萩野にアドバイスを求める選手は少なくなかった。専門種目以外のことを聞かれても助言は的確だった。瀬戸にしても萩野には一目置いている。これまで萩野とは異なる調整をしてきただけに、ライバルの練習法を取り入れれば新鮮味も増し、瀬戸にもプラスでしょう」(水泳関係者)
24年パリ五輪の表彰台を目指して、これまで切磋琢磨してきた2人がタッグを組むというのだ。