ソフトB・千賀滉大の靱帯損傷全快はホンモノか MLBスカウト熱視線の背景に飛び交う情報
日本にいるメジャースカウトだけではない。アメリカにいるフロント幹部やスカウトもネットを通じてチェックしているという。
ソフトバンクの右腕・千賀滉大(28)のケガが癒えたかどうか。開幕直後の登板で靱帯を損傷した左足首が完治しているかどうか。
楽天の田中将大(32)や巨人の菅野智之(31)がパッとしない現在、メジャーの熱い視線を一身に浴びているのはこの千賀なのだ。
「160キロを超すストレートと、落差の大きいスプリットはメジャーでも十分、通用する。初回から全力投球、中盤以降にバテる課題があるとはいえ、潜在能力が抜けているのは30球団が把握している。だからこそ、我々の注目は左足首が完治しているかどうかだけなのです」とは、あるメジャースカウト。
その千賀が8日の西武戦に先発、初回から156キロをマークするなど7回を投げて4安打無失点。これで東京五輪後は4連勝と、全快をアピールした。
ソフトバンクは抑えの森も復活。首位・ロッテと4ゲーム差として追い上げ態勢は整った。「ソフトバンクが今季、リーグ優勝し、千賀が日本一に貢献すればポスティングを認めざるを得ないと聞いている」(前出のスカウト)そうだから、メジャーも色めき立つわけだ。