ソフトB“お払い箱”のバレンティン 未練タラタラ「本命」ヤクルトとの復縁は都合良すぎか

公開日: 更新日:

 片思いで終わるのか。

 今季限りでソフトバンクを退団するバレンティン(37)。日本での現役続行を希望しているという。ソフトバンクではもともと苦手だった内角攻めに加え、パの速球派投手に歯が立たず、今季は22試合出場で打率.182、4本塁打、9打点にとどまった。

 一方、その4本のアーチはすべて交流戦。セ・リーグでなら勝負の場は残されている。バレといえば練習嫌いで怠慢プレーは日常茶飯事。DH制のないセでは守備につかなければならないが、それでも現在の年俸5億円(プラス出来高払い)からの大幅減俸を了承すれば、関心を示す球団があるかもしれない。

 バレの本命は古巣ヤクルトだともっぱらだ。2019年まで9年間プレーした古巣では、目に余る行動の数々を時に注意されても、首脳陣やフロントからは「それがバレンティン」と大目に見られてきた。居住環境も最高。助っ人選手たちは、本拠地・神宮球場からほど近い一等地の超高級マンションが与えられる。バレが足しげく通っていた六本木にも繰り出しやすい。


 バレは古巣への未練を隠そうとせず、今年8月には自身のツイッターで「日本で最後のシーズンになる時が来た。神宮で、すべてのファンに向けてメモリアルゲームができることを望みます」と投稿していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」