大一番の豪州戦 中盤の田中、守田、遠藤による「逆三角形」が速攻と遅攻のメリハリを良くした
先発1トップはいつものFW大迫だったが、後半途中にFW古橋を投入して1トップに置いた。
これまで左サイドアタッカーとして起用されることが多かったが、所属クラブでゴールを量産している古橋を相手ゴールに「より近い場所」でプレーさせた森保監督の適切な決断だったと思う。
後半25分の失点シーンについて。相手にFKが与えられ、フィールドプレーヤー10人が壁になったが、左利きの選手が得意とする<壁に向かって左側の上>を狙われてゴールを奪われた。
選手たちは否定するだろうが、一瞬のスキを突かれた。PKのジャッジがVAR判定でFKとなり、気が緩んだのではないか。
これからも厳しい戦いが続く。90分間、張り詰めた緊張感でプレーしてもらいたいと思う。
(構成・日刊ゲンダイ編集部)