「ポスト森保」有力候補にフィッカデンティ急浮上! イタリア伊達男監督“ピッチ内外”の評判
カタールW杯アジア最終予選2勝2敗スタートの森保ジャパン。自動出場枠の予選B組1位と2位どころか、プレーオフ出場の3位にも及ばない4位と大苦戦中。11月11日のベトナム、同16日のオマーンとの敵地2連戦で「勝ち点6」をゲットできなかったら「森保監督のクビが飛ぶ」(サッカー関係者)といわれる中、ポスト森保としてJリーグのイタリア人監督の名前が浮上している。
30日に行われるJリーグ杯「YBCルヴァンカップ」決勝に初進出した名古屋のフィッカデンティ監督(53)のことだ。
■筋金入りの親日家
イタリア・セリエBのヴェローナの指揮官時代に評価を高め、セリエAチェゼーナ監督時代に日本代表DF長友を引き入れたことでも知られている。2014年にFC東京の監督に就任。16年に鳥栖に活躍の場を移して19年から名古屋で陣頭指揮を執っている。今季ACLでは日本勢で唯一ベスト8入りを果たし、Jリーグでも現在4位と好位置をキープしている。
「これでルヴァン杯王者のハクが付けば、森保監督が退任した後の有力候補となる。Jリーグでは守備を固めて<負けないサッカーの信奉者>といわれているが、相手チームと選手の分析能力に傑出したものがあり、4DFと3DFを臨機応変に使いこなす柔軟性も持っている。筋金入りの親日家でも有名。現役生活晩年の1997年に名古屋からオファーを受けて来日した際に日本を気に入り、最終的に名古屋移籍は流れてしまったが、それから個人的に何度も日本を訪れている。ヴェローナの監督時代は日本人指導者をアシスタントコーチとして雇ったことも。性分も一般的なイタリア人と違い、ワインをガブ飲みして陽気に騒ぎ立てることもなく、規律を重んじるタイプなので日本人選手とのマッチングも問題ない」(前出の関係者)