「師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)の教えでしょう。あの人は弟子の休場に厳しく、『立って歩けるならケガのうちに入らない』というのが持論ですからね。『大事を取って……』というレベルのケガでは休ませませんよ。白鵬にはそうした厳しい師匠がいなかった。宮城野親方(元前頭竹葉山)は平幕止まり。入門したばかりの頃はともかく、順調に昇進を重ねる弟子に何も言えなくなり、白鵬の増長を招いた。もし、万が一、照ノ富士が晩年の白鵬ばりの『細く長く』に方針転換をしたとしても、伊勢ケ浜さんは絶対にそれを許しませんよ」(角界OB)
できれば照ノ富士には「太く長く」相撲を取ってほしいものだ。