矢野阪神“予祝”胴上げより興味津々…NO.2井上ヘッド退団後は「立浪中日」へ横滑り入閣か

公開日: 更新日:

「お別れ」の胴上げかと思ったら……。

 23日、阪神矢野燿大監督(53)が気持ち良さそうに3度、宙を舞った。キャンプイン前日のミーティングで今季限りでの退任を発表。波紋を呼んだ指揮官はこの日、糸井と西の音頭で矢野監督がかねて信じる「予祝」(未来の姿を先に喜び、祝ってしまうことで現実を引き寄せること)として、「今季優勝」の胴上げを行った。

 優勝、日本一を懸けて臨む今季だが、ここにきて不安が露呈し始めている。先発ローテの一角として期待される藤浪、及川が先日の楽天戦で精彩を欠き、矢野監督は苦言を呈した。

 野手もチームの核となる「二遊間コンビ」の糸原がコロナ感染、中野は下半身のコンディショニング不良により、試合にすら出ていない。

「矢野監督は守護神スアレスの退団により、昨年からの戦力ダウンを痛感している。チームの士気の低下を防ぐためにも、新戦力が台頭し、勝ち続けるしかないのですが、現時点では成果に乏しいと言わざるを得ません」(阪神OB)

井上ヘッドコーチの去就

 そんな中、チーム内外では早くも「ナンバー2」の去就が話題になっているという。

「井上一樹ヘッドコーチ(50)は、矢野監督の中日時代のチームメートで、中日OBながら入閣した。しかし、矢野監督の退任により井上ヘッドの退団も決定的。来季は立浪監督が就任した中日に横滑りするともっぱらです。立浪監督は現役時代から同じ高卒出身で2歳下の井上ヘッドのことを可愛がり、事あるごとにアドバイスを送り、愚痴も聞いた。井上ヘッドも『親以上』というくらい立浪監督を慕っている。井上ヘッドは阪神入りする際、立浪監督にしっかりと“仁義”を切っている。立浪監督が今季、ヘッドコーチを落合投手コーチに兼任してもらったのは、意中の人物が断ったからですが、井上ヘッドが阪神を退団すれば話は別。事実上『ヘッドコーチ』枠があいていますからね」

 とは、中日OBだ。

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