巨人11Sの新人守護神・大勢「故障回避の3連投なし」は貫けるか 全ては原監督次第
巨人のドラフト1位右腕・大勢(22=関西国際大)が20日の広島戦で2点リードの九回に登板。2試合連続3者凡退の11セーブ目を挙げた。
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■チーム15勝中11セーブ
これで今季12登板で1勝11セーブ。セーブ機会の失敗は一度もない。チームは15勝だから、驚異的なペースでリーグトップを独走中だ。原監督は「まだまだ、できたてほやほや。大きく羽ばたくとは思うけれど、まだまだひよこちゃん。我々も本人も自分の立ち位置、自分の現状の位置を、しっかり理解して成長していくことが大事」と独特な言い回しで称賛したが、さる球界関係者がこう言う。
「ちょうど1年前、大学4年時の右肘骨折の故障歴もあり、桑田投手チーフコーチは昨年日本一のヤクルトに倣い、3連投をさせない方針だそうです。問題はそれを1年間ずっと貫けるのか。この試合の前まで先発の防御率は2.82、救援は同3.34。明らかにリリーフ陣が弱い。大勢といまだ無失点の鍬原、今村以外は安定感を欠いていますから」
大勢はこれまで3点差1試合、2点差8試合、1点差3試合。タフな1点差の登板はまだ3試合しか投げていない。負担がかかるのはこれから。無理をさせずにシーズンを完走させられるか、全ては原監督にかかっている。