大谷の球宴2年連続「二刀流」出場はそもそも決まっていた? ウラにMLBのソロバン勘定
「全てMLBの思惑通りじゃないか」
エンゼルス・大谷翔平(28)が米大リーグのオールスターに2年連続二刀流で選出されたことに関して現地の放送関係者から、こんな声が聞こえてきた。
■打撃はファン投票でも投手は機構推薦
大谷は第1次ファン投票で、アルバレス(アストロズ)に約55万票の大差をつけられて2位で最終投票に進出。4日間にわたって行われた最終投票では得票率52%の支持を集め、アルバレス(48%)を抑えてア・リーグDHのスタメンに選ばれた。ファン投票以外で決める投手は選手間投票で漏れたものの、大リーグ機構推薦によって選ばれ、昨年に続いて二刀流として球宴メンバーに名を連ねた。
今季の大谷は投手として14試合で8勝(リーグ6位タイ=12日現在、以下同)4敗、防御率2.44、111奪三振(同5位)。打者として打率.256、19本塁打(同8位タイ)、54打点(同7位タイ)、10盗塁。リアル二刀流元年だった昨季ほどのインパクトはないものの、今季もオールスターメンバーにふさわしい成績を残している。球宴本番では昨年に続き投打での出場に期待が高まっているが、そのウラでMLBは“大谷効果”を大いに期待し、ソロバンをはじいているという。