原英莉花が首位キープ 今年も高スコアか…“荒れた小樽伝説”99年日本OPの再現ならず?
【ニトリレディス】第2日
女子プロ協会は2013年から国内ツアーの強化をスタート。コースセッティングの多様化や海外メジャーで通用する選手を育てるため4日間大会を増やしてきた。今大会も16年から4日間で争われるようになり、会場も15年から石狩湾に面したシーサイドの小樽CCになった。国内では難度の高いコースだが、昨年優勝した稲見萌寧のスコアは通算16アンダー。20年(13アンダー)、19年(11アンダー)も2ケタアンダーだった。
用具の進化で女子プロの飛距離が伸び、選手の実力も上がった。雨天や強風でも吹かない限り、今年も高スコアの戦いになるのは必至。通算8アンダーで首位を守った原英莉花(23)がこのまま逃げ切れるかが注目されるところだ。
「荒れた小樽」といえば伝説になっているのが1999年の日本オープンだ。
初日の強い風は2日目に強さを増し、平均スコアは79.144。最終日は時折激しい雨も降り、最大瞬間風速19メートル以上の猛烈な風の中の戦いを制した尾崎直道の優勝スコアは、なんと通算10オーバーだった。原の師匠・尾崎将司も77と大きく崩れ通算13オーバー、4位に終わった。