著者のコラム一覧
生島淳スポーツジャーナリスト

1967年、宮城県気仙沼市生まれ。早大卒。広告代理店勤務後、スポーツジャーナリストとして独立。高津臣吾著「一軍監督の仕事」「二軍監督の仕事」(ともに光文社)の企画・構成を担当。「エディー・ジョーンズとの対話」「箱根駅伝 ナイン・ストーリーズ」(ともに文芸春秋)など著書多数。

(3)20歳の長岡を大抜擢 数年後の“黄金時代”見据え若手起用では「あえて二兎を追う」

公開日: 更新日:

「プロ野球は目の前の勝利に全力を注ぐべき。でも、僕は選手を育てながら勝ちたいんですよ」

 ヤクルトスワローズの高津臣吾監督は、昨季に日本一を達成したあと、「育成と勝利、あえて二兎を追いたい」と目標を立てた。

【写真】この記事の関連写真を見る(26枚)

 言うはやすし行うは難し。2月にキャンプ地を訪れると、監督はいささかシブい表情をしていた。

「うーん、今のところ新戦力と呼べる選手が台頭してきてるわけじゃないですね。どちらかというと今年は“再生工場”を目指すかもしれない。本来持っているポテンシャルを発揮できていない投手、野手が何人かいます。そこに意識を向けて、チーム力を上げていこうかと考えてます」

 ところが、3月25日の開幕戦では、20歳の長岡秀樹が「6番・遊撃」に入っているではないか。昨季までは西浦直亨が遊撃を守っていたが、長岡を抜擢した格好になった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動