オリ1位・曽谷龍平が書きためた「野球ノート」の中身 リハビリ期間も毎日1ページびっしり
「教え子たちには野球ノートをつけさせていました。毎日、野球についての気付きや目標を書かせ、毎週土曜日に提出させる。文量は自由です。龍平は入団した時から退団するまで、ノートに毎日1ページ、週7ページを休むことなく書いていた。走り書きではなく、とっても丁寧な字だったんですよ。リハビリ中でも腰の状況がどうとか、練習を見て思ったこととか、そういうのをびっしりと。用具を大事にする子で、グラブやスパイクをいつもしっかり磨いていたのも印象深いです。親御さんの教育が良かったのでしょう。龍平のお父さんは野球パパのお手本のような人。応援に熱が入りすぎることなく、温かく見守るような方でした」(広瀬さん)
曽谷の父・博一さん(49)もかつては高校球児で、ポジションは捕手。卒業後は斑鳩町の役場に勤め、現在は防災などの危機管理を担当している。野球経験者ながら、「息子に野球を押し付けたことはありません」と話す。
曽谷は小学1年生から野球を始めた。2歳上の兄が友人に誘われて斑鳩少年野球部の体験会に行った際、一緒に付いていったのがきっかけだ。