藤浪晋太郎を待ち受ける「移動の試練」アスレチックスは今季メジャー最長の8万キロ超!
日本人ルーキー右腕に難題である。
米大リーグは今季からレギュラーシーズンの対戦形式を変更し、各球団とも全29球団と対戦。新鮮味のあるカードを増やすためで、過去にインターリーグ(交流戦)で顔合わせがなかった球団同士の対戦も実現する。
それゆえ大半の球団は、これまで以上に長距離移動を強いられ、今季メジャー最長は藤浪晋太郎(28)の入団が決まったアスレチックスになる。レギュラーシーズン中の総移動距離は5万1572マイル(約8万3000キロ)で30球団で唯一、5万マイルを記録。全体で3番目だった昨季の4万2918マイル(約6万7000キロ)を上回った。
日本人所属球団ではダルビッシュのパドレスが4万4208マイルで全体4位。大谷のエンゼルスが4万3942マイルで全体5位となり、昨季の4万4038マイルから、わずかながら短縮され、移動の負担は軽くなった。他に吉田が移籍するレッドソックスが3万8029マイル(11位)、鈴木のカブスが3万1805マイル(21位)、千賀が入団するメッツが3万1465マイル(22位)、菊池のブルージェイズが3万1465マイル(23位)となっている。最も移動が楽なのはツインズ・前田で2万9097マイル(25位)。