IOCにケンカを売った世界陸連の至極まっとう ロシア選手の競技復帰勧告をキッパリ拒否
コー会長は世界陸連の評議会があった3月10日にも次のように述べていた。
「ウクライナの選手が明確な理由で(大会から)締め出され、競技ができなくなった。比べようもない環境で練習を強いられている。2つの侵略国の選手は何でも与えられる。そんなことはあってはならないという見解で評議会の全員が一致した」
5月9日はロシアにとって第2次世界大戦の対独戦勝記念日。それに合わせるかのように、今月に入りウクライナに対する空爆を強め、8日未明には大規模攻撃を実施した。ウクライナ選手は命さえ危うい状況だ。
それなのに、現在ドーハで行われている世界柔道選手権には、ロシアとベラルーシの選手団が「中立」の立場で参加。ウクライナ選手はこれに反発して大会をボイコットしている。こんな不条理な大会はどう考えてもおかしい。